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理系×文系夫婦のマイル日記

マイレージ、カード、ポイント、使い方、旅の情報を書いていきます。

日本~ハワイ線が競争激化の超戦国時代へ突入!?中途半端なマイラーは損する時代到来か!?

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憶測記事です。

ニュースサイトではなく、個人ブログですからね。

多少はご容赦を。

中々煽ったタイトルですが、どういうことなのでしょう?マイルを貯めても意味なくなるのか?詳しく書いていきましょう。

ハワイ線の各社の競争が超激化!?中途半端なマイラーは損する時代到来か!?

陸マイラーの皆様お元気ですか。

日々マイルは増えていっていますでしょうか。

さて、貯まったマイルは最終的に航空券にするものです。航空券は目的地ありきでございます。その目的地、皆様どこを目標としてマイルを貯めているのでしょうか。

国内移動に使う方も多いと思います。しかし、一番多いのは海外旅行をタダで行ってしまえ!という方ではないでしょうか。国内は気軽に行けても、海外はちょっとお財布の覚悟がいりますからね。そこがタダになるのですから目指している方は多いでしょう。

さて、それでは日本人に大人気の海外旅行先と言えば?

そう。ハワイです。

え?台湾じゃないの?韓国じゃないの?とか言う意見は今日はなし。今日はハワイのお話です。

ハワイは座席供給が限られていた。

今日のお話の大前提です。「ハワイは座席供給が限られていた」この事実が非常に重要になります。この事実は、2017年現在の普通のチケット価格やツアー価格、特典航空券の発券のしやすさなど全てに関わってきます。

ハワイの座席供給は現在限られている、絞られている状態です。

ここを覚えておきましょう。

(と、言っても大人気路線なので座席数そのものは莫大な数なのですが)

 

現代では、飛行機は全世界あらゆる都市に飛んでいます。一見人口の多い都市と人口の多い都市の間に飛んでいるように見えますが、人口の多さを基準に運行しているわけではなく、「ビジネス客が確保できるかどうか」を基準に路線が設定されています。

飛行機に定価で高頻度で乗るビジネスマンは、全体の人口比で言うとごく僅かですから、私を含む一般人には想像のしにくい世界ではあるのですが、航空会社のメインの収益源はそのビジネスマンたちです。

旅行客が絶対に買わない、ビジネスマンが前日に買うべらぼうに高いチケット代で航空会社は利益を生み出しているのです。

旅行客に売る安いチケットは、ビジネスマンがいつ明日のチケットを買ってもいいように、利便性を可能な限り高めるために、高頻度で運行するため最低限の路線維持コストを事前に捻出するための、経費捻出案です。

 

では、ビジネスマンがあまり居なく、高頻度を維持する必要のない路線はどうなるのでしょう?

答えは、後回しになります。

事実、JALは公的資金注入後、ANAに重点的に配分された羽田の発着枠に限られた発着数で収益をなんとか確保すべく、ビジネス客を確保しやすい北米を重点的に整備してきました。

 

旅行客に人気なのに、整備が後回し。その結果は「値段の高止まり」と「座席の供給の少なさ」と言う形で帰ってきます。

それが現在のハワイの現状です。

とは言うものの、抜群の知名度と人気を誇るハワイですから、あからさまな冷遇ということではなく、他の観光地に比べれば群を抜いた量の座席を各社提供してくれています。望む人が非常に多いからです。毎度即満席で買えないようでは、航空会社としての信頼も落ちてしまいますし、大安売りさえしなければ薄い利幅でも、人数さえ大量に乗れば航空会社は稼ぐことができるからです。

ただ、薄い利幅ですから、お金を払うお客さんを満杯で運ぶ必要があります。

そうすると、お金ではなく特典で乗るお客さんはどうなるのかというと・・・・

ハワイは特典航空券で行きにくかった。

冷遇されてました。

夏のホノルル線は、死ぬほど取りにくいことで有名でした。 

355日前の予約可能日の朝9時に電話をかけても、掛かった順でもう即アウト。それが普通とされるほど有名な路線でした。

更にANAの場合は予約も死ぬほど取りにくい上、取れたとしても機体も小さめのB767-300ER。

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ビジネスクラスですらこのシートでした。

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フルフラットが当たり前の時代なのに。

ハワイ線はJALの方が強く、フルフラットで評価が高いシートの導入も早かったのですが、やはり特典航空券では取得がしにくかったのは変わらず・・・。

2016年頃から風向きが変わり改善された?

ここまでの話は、航空会社にそれなりに詳しい人には常識となっており、ああ、リゾート路線でしょ?しゃあないじゃん?見たいな扱いで流されていました。

 

しかし、2016年を境に突然ハワイの扱いが各社で急に変わり始めます。

その原因を作ったのは、A380をハワイ路線にブチ込んだ航空会社。

そう、ANAです。

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2016年の初頭に、ANAがA380をホノルル路線にブチ込んだ事で、ハワイ路線の歴史が大きく変わるであろう波乱の時代が幕を開けました。

実は、兆候は2015年9月からありました。ハワイ大好きで、トップ陸マイラーのテラヤマアニ氏が2015年に書いた記事にその事実があります。

kowagari.hateblo.jp

機材変更なのに、機材変更じゃない!?

予約の確認をしてみると、変更後の機材はB767-300ERとなっていました。おかしいですよねこれ。予約時の機材はB767-300ER、で、変更後の機材もB767-300ER。何も変わってない。機材変更のお知らせなのに、機材が変更されてない。

 「なんだろう? 何かの間違いかな?」と思ったんですが、よーく目を凝らしてみたら、羽田ーホノルル線の運航が、エアージャパンからANA本体に移管されていたんです。

当時はA380 の導入の話はまだ世間には出ておらず、2016年1月に発表されたホノルル就航の話は全く世に出ていない頃の話でした。

しかし、突然子会社に運行委託していたホノルル線をコストのかかる自社運行に戻したのです。これは、今思ってみればA380を運行するために、乗務員をハワイ路線に慣れさせるためのOJTを行うための経営判断だったのだと解ります。子会社運行の767-300ERでは話になりませんので・・・・。

 

A380導入の大元の原因となったスカイマークの破綻騒動は、この前年の2014年ですので、1年程度のエアバスとの交渉と車内の準備期間を経て、2015年9月にA380をホノルル線に投入する経営判断をしていたものと考えられます。

ホノルル線に投入した経緯は、大本営発表では運行コストの低減などが謳われていますが、腹の中としては、ドル箱の北米・欧州路線が価格破壊されては叶わん。かと言ってANA自身が痛まず、かつ大量需要ある路線なんてハワイ路線しかないじゃん!と言った非常に消去法的な経緯で決まったと言われています。

しかしながら、この決定が航空各社に影響を及ぼす波乱を巻き起こしたと言えます。

 

その後、ANAは2016年1月にA380のホノルル投入を正式に発表。4月に羽田〜ホノルル線に787-8(240席使用)を導入します。

787-8の導入はサービス向上(ANAでハワイの前評判を上げておく)と言う意味合いもあると思いますますが、ボロい機材で最新鋭機のサービスのOJTができるかぁ!!と言う研修担当の要望があったような気が、すごーくしてます。最新鋭の787-9や787-8の169席仕様(フルフラット)ではなく、240席仕様と言うのが前評判向上というよりは、最新設備での習熟訓練に重点を置いてる気がしてなりません。研修担当が787−9を要求して、運行部署からフルフラット機や787−9はお金になる北米に飛ばしたいから空いてる機材なんてねーよ。蹴られた絵を想像してます。完璧に憶測ですが。

 

 

このANAの動きに触発されたのが、JALとハワイアン航空。

そして、その3社全てに戦いを挑むエアアジアXです。

 

 

まずはJAL

JALは60年近くハワイ路線を運行し続け、夢のハワイ旅行と呼ばれた時代からずっと横綱相撲を続け、特にハネムーンや結婚式需要では圧倒的な強さを誇っていました。

運行数は関空とセントレアも合わせると毎日6往復。機体も大型の777と767を両方投入し、座席の大量投入を行ってきました。相手が旧式の767-300ERのみで戦いを挑んでくる以上、どっしりと構えていれば負けることはありません。

しかも、JALで運行中の767はフルフラットの「JAL SKY SUITE 767(スカイスイート767)」(略称、SS6)を導入済みであり、質としての設備面、座席の供給数面共に負けるはずのない立場に立っていました。 

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JAL SKY SUITE 767のビジネスクラスシート「JAL SKY SUITE II」

 

しかし、2つの意味で2016年はJALに転機が訪れます。

一つはA380で殴り込みをかけられることが決定したこと。

もう一つは経営破綻の余波がまだ続いていることによる、羽田の傾斜配分で羽田での着陸枠が十分な量確保できず、競争力維持のため、泣く泣くホノルル線を成田に移管し、羽田枠を北米路線に使用することです。

この2つの事により、圧倒的な王者から、苦しい立場に変わってしまったJALは、777-200ER型機への「JAL SKY SUITE III」 (JAL SKY SUITE 777(SS2))を導入を決定します。表向きは富裕層の好評による、サービス向上とのことですが、ヘリンボーン式の新シートまで開発・投入しての大改修ですから、かなりお金をかけた思い切った決断だと思います。

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JAL SKY SUITE 777(SS2)のビジネスクラスシート「JAL SKY SUITE III」

 

A380の超大量供給が控えてる以上、機材の大型化などによる差別化はできませんので、こう言ったクオリティの向上で迎え撃つ姿勢だと思いますが、一体どんな施策をしてくるのでしょう。

A380就航は2019年ですから、JALにはあと2年の猶予が残されています。JALがどんな施策をしてくるか楽しみです。

 

 

次はハワイアン航空。

実はここの動きでこの記事を書こうと思いました。

A380就航のニュースから、ハワイ島直行便の就航など、最近様々な動きを見せているハワイアン航空ですが、本気で日本路線に力を入れ始めた決定的な報道が流れました。

travel.watch.impress.co.jp

www.hawaiianairlines.com

日本語が堪能なCAの募集記事です。

通常こう言った求人はニュースになりません。それでも記事になっているということはハワイアン航空が拡散して欲しいがためにニュースリリースを頑張った成果でしょう。それほど日本語スタッフの求人に力を入れており、おそらく人数も若干名ではないのではないでしょうか。

ここまでの増員が計画されているとしたら、単なるサービス向上が目的ではないと思われます。

予想されるのは、例えばマウイ島のカフルイ国際空港への新規就航。

マウイ島はアメリカ本土からは直行便が出ており、アメリカ本土の人がバカンスに訪れる比率が非常に高い島です。しかし、日本での知名度はあまり高くなく、オアフ島へは一ヶ月に数十万人規模で渡航する日本人観光客は、マウイ島へは月に数千人程度と言われています。ハワイ州政府はカフルイ国際空港を日本とカナダからの直行便が就航可能な規模に拡張すべく長期的な拡張計画を実行しており、日本からの直行便は時間の問題と言われていました。

オアフ島直行便であれば、ホノルルに就航するA380とバッティングせず、高価格帯を維持することができます。

 

また、先ほど少し触れましたが、ハワイアン航空は、2016年12月21日に羽田空港~ハワイ島コナ国際空港の直行便を開設しました。

コナ国際空港は日本からの直行便が飛ぶ割に、平屋建てでボーディングブリッジもなく、なんと空港設備がほぼ屋外と言った、超リゾートテイスト溢れる南国の空港といった趣の地方空港なのですが、見るところいっぱいのハワイ島に直接行けるとあって、とても大きなニュースとして、この羽田〜コナ線は迎えられました。

ハワイに詳しい方なら記憶にあると思いますが、実は1996年〜2010年までJALが成田〜コナ直行便を運行していました。純然たるリゾート路線であり、なかなか経営が難しく、撤退しています。

そこにあえて新規路線開設で挑んてきたハワイアン航空。背景は間違いなくA380の就航による価格下落対策にあると見て間違い無いでしょう。

 

ハワイアン航空の戦略はおそらく、ハワイ島コナ線とマウイ島カフルイ線の直行便でホノルル線の価格下落を避ける狙いだと思います。マウイ島カフルイ線の話は影も形もありませんがA380就航まではあと2年あります。上記の新規乗員と2年の年月があれば実行は可能なはず。あとは採算性です。

A380の就航による価格の下落で、一番影響を食らうのはJALであることは間違いありませんが、ハワイアン航空も間違いなく影響を受けます。

それに備えた準備を着々と進めていることが見て取れます。こちらも2019年のA380就航まであと2年ありますから、どう言った施策が出るのか楽しみです。

 

最後にエアアジアX

これはぶっちゃけ、本来は直接的にはA380とは関係ありません。勝手にLCCとして、フルサービスキャリアに対しハワイ線で戦争ふっかけただけです。

しかし、A380の投入により、大きな意味を持ってきそうだという事で、ここに記載します。

 

エアアジアXは2017年6月28日にクアラルンプール〜関西国際空港~ホノルル線に新規就航します。

これはLCCによる日本~ハワイ直行便として初めて、かつ太平洋横断路線としても初めてのLCC就航となる。機材は377席(プレミアムフラッドベッド12席、エコノミークラス365席)のエアバス A330-300型機を使用。

新規就航の特別料金とはいえ、エコノミークラス片道1万2900円、プレミアムフラットベッド片道6万9900円とべらぼうな値段設定でホノルル線に殴り込みをかけてきました。

 

既存路線にLCCが殴り込みをかけてくる時点で、フルサービスキャリアに対しては価格破壊の引き金ですから、ゲームチェンジの切っ掛けとなりえます。エアアジアXの参入そのものが、ビッグニュースだったのですが、今回A380の就航と時期が合わさる事で、もっと大きな意味を持ちます。

 

 

A380もLCCも薄利多売を実現するために、大量に集客するため文字通りの奪い合いで価格の殴り合いが発生すると言う事です。

今までハワイに行ったことのないお客さんを獲得するために、びっくりするくらいの安値はつけたい。でも、コスト構造が全く違う LCCが驚きの価格を出してくる以上、それ以下に設定することもできない。

かと行ってJALが居る以上、サービス品質も落とせない。

だけど、A380を維持するには大量のお客さんを得なければならない。

この無限ループにANAは悩むことでしょう。
 

しかも、関西地方はLCCとJALの二本立てで価格とサービスを自由に選べますから、いくらANAがA380のために日本全国からお客さんを集めようとしても、関空に勝つのは至難の技ですから、関東地方と関空に行き辛い地方の需要は全て集めるべく、緻密なマーケティングと価格設定が必須です。

 

単に不便だけど安いLCCと、便利だけど高いレガシキャリアと言う意味以上の苦悩をANAに与えるタイミングでの参入なのです。

 

 

で、どこがマイラー損するポイントなのよ。

長々と読んでいただいてありがとうございました。上の前ふりを踏まえてタイトルのこの部分をご説明します。

ハワイ線が各社戦国時代へ突入し、大変な競争の世界となったことは十分お分りいただけたかと思います。普通は価格競争となれば、ユーザーにとってはメリットです。安く高品質なサービスが受けられるのですから。

 

では、何を心配して居るのでしょう?
 

それはぶっちゃけ現金でよくね??と言う話。

これ、結構な罠なんですよ。

海外がタダ!!!って素晴らしい響きですが、別に5万くらいならめんどくさいことしなくても良くね?って言う。

 

カードで毎月100万くらい決済するとか、毎週飛行機で出張しまくりで勝手にマイルが溜まって行く人はいいんですよ。なんの損もありません。むしろ、現状ではほとんど取れない特典航空券の提供座席が増えてマイルを消化しやすくなることは、ANA自身がA380を導入するメリットとして謳ってますから。

 

問題なのは、このブログを読んでいただいてる陸マイラーなんです。

 

本ブログも含めマイラーブログでは簡単にマイルが溜まる方法を紹介してますが、簡単と行ってもある程度の手間はかかります。夫婦でビジネスクラスで往復しようと思ったらそれなりに、普段の生活習慣として、ポイントを貯めることを心がけた緊張感(?)のある生活が必要となります。

それを1年続けるくらいなら、エコノミーでも5万で行けるし普通に買えば良くね・・・?となりかねません。

 

ハワイに行くと言う事だけならもちろんそれでいいんですが・・・・

エコノミーとビジネスは天と地ほど快適度が違います。

体感すればやめられません。

ですので、このブログを読んでいただいて居る方には、是非マイルで無料で乗るビジネスクラスを体感いただきたいんです。ブログ通りに頑張れば必ず乗れますから。

乗って頂きたいんですが、初心者マイラーには中途半端にしかマイルがたまらない。目の前には安くてボーナスからちょっと出せば乗れちゃうエコノミーのチケットがあるとなると、その障壁は思いの外高くなります。

これが私危惧してる、航空券安売りの罠です。

ちょっとの頑張りで別世界を覗けるチャンスを潰してしまいかねない。

 

まぁ、ハワイに旅行するのが元々の目標だと思うので、私の行ってることは完全に本末転倒だとは思うのですが笑

 

それでも、マイルを貯めて普段乗れなかったビジネスクラスで旅をすると言うのは、初めて海外旅行をすると言うのと同じくらい別世界を楽しめる行為なので、行き先をヨーロッパや北米に変えるなど、目標を変えるなど柔軟な考えで目指してみてください。

ハワイ以外も行き先いっぱいありますから!

それではまた。